薪 -Firewood-
自家製の薪を販売しています。所有する山林から切り出した広葉樹・針葉樹を中心に作っています。
燃え尽きたあとに、残るものとは
薪は買う派?拾う派?
焚き火で使う薪、
どうやって調達していますか?
最近は、薪を持参する方も
少なくありません。
場内で拾った木を
自分で切ったり、割ったりするのも良し。
売店で手軽に購入するのも良し。
どちらにも、一長一短があります。
拾った木は無料だけれど、
雨の後は湿気っていることもある。
売店の薪は乾燥しているけれど、
もちろん無料ではありません。
薪は、最初から薪ではありません。(笑)
薪になるまでには、
いくつもの工程と、長い時間があります。
一人前の薪になるまでの物語。
そんな自家製薪のこだわりを、
綴っています。
一人前の薪になるまでの物語。

ビッグホーンの薪は広葉樹と針葉樹のミックスです。伐採する年によって多少変わりますが、ナラ・ケヤキ・クリとマツをバランスよく配合しています。

伐採はシーズンが終わった12月の樹木が乾燥する時期にする事が多いです。降雪する前に薪作りを終えられる様にしています。

伐採した木は薪の長さに合わせて玉切りします。割りにくい節などを避けて、長さは大体35㎝くらいで切っています。

電動薪割り器で薪を割ります。ケヤキやナラに比べてクリは広葉樹でも比較的割りやすい。マツも割りやすい方ですが、節の部分は苦労します。

一番手が掛かるのがこのタガで束ねる作業。樹種や太さなどバランスを考えて束ねます。タガの円周は約50㎝です。

前年の在庫数にもよりますが、基本的には2年乾燥以上を心がけています。細割のため、前年の秋に作ったものはおおかた翌年の秋には十分乾燥しています。
焚き火に求めるもの
暖を取る
揺らめく炎を見つめる
はぜる音や薫りを楽しむ
焚き火と一口に言っても、用途はいろいろ。
暖を取ったり、調理に使ったり、
ただ眺めていたり。
火持ちのいい広葉樹が人気の様ですが、
針葉樹の着火の良さも忘れないで欲しい。
樹種によって香りや音にも違いがあり、
それぞれに役割があります。
そして、できればその土地の木で作られた薪を使ってほしい。
木は、その土地の気候や風土の中で育ちます。
だから、同じ樹種でも育った場所によって
少しずつ違いが生まれる。
旅先で焚く火なら、
その土地で育った木を燃やす。
その土地でしか出会えない薪を、
その土地で使う。
それも、旅の楽しみの一つだと思っています。
では
なぜ、広葉樹と針葉樹を混ぜるのか。
ナラなら火持ち。
クリならはぜる音、香り(好みがあります)
マツはヤニが火付けにちょうどいい。
私は香りもきらいではありません。
いろいろな樹種が混ざることで、
それぞれ違った役割が生まれる。
焚き火にくべる順番も、
マツから始めて、
クリで香りと音を楽しみ、
最後は火持ちのいいナラで締める。
そんなシーンを思い浮かべながら、
一つひとつ作っています。


薪の使命とは何だろう。
薪のままでは、割られた木にすぎない。
使われることで、初めて役割を持つ。
でも焚き火を楽しんだ人は、
どんな生涯を辿った木なのかは知らない。
その木がどこに生え、どんな形をしていて
どのようにして薪になったのかを。
皆さんに手渡すまでの長い過程を
共にしてきたからだろうか。
その薪の行く末が、私は少し気になる。
だから、燃え残った薪を見ると、
どこか中途半端で、切なく思う。
薪の使命とは、
ただ燃え尽きることなのだろうか。
火となって暖かさを渡し、
炎を眺める時間を渡し、
ときには、疲れた心をそっと慰める。
そうして何かを誰かに渡しながら、
最後まできれいに燃えていく。
誰かに何かを渡し、
最後に燃え尽きる。
それが、薪の使命なのかもしれない。

自家製薪

700 円(税込) / 1束
自家製薪(広葉樹・針葉樹ミックス)
現在販売の薪は3年乾燥です。
樹種はナラ・ケヤキ・クリ・マツなど
管理棟売店で販売しています
予約不要です。

